2012年2月9日木曜日

夜中のメッセージ


高村光太郎の智恵子抄の
阿武隈川や安達太良のくだりを思い出してしまい
じわっとしたからか、
せっかくお風呂に入って暖まったのに
それから随分時間がかかってしまったからか、
頭は冴え、
目を閉じようにも睡魔が襲ってくれない。

土曜の夜のパーティーに持って行く品々をおさらいする。
朝早く寿司飯を作り、
サーモンとキュウリの甘酢胡麻和え、錦卵などで押し寿司。
ヤキトリは16本できているが、
あと16本は欲しいか。
ポップコーンも作って持って行こう。

先日のバイオリンの全国大会の後の、ちょっと遅れた打ち上げ。
気の合う仲間が、それぞれ手料理を持ち寄って、おしゃべりをしよう、
とのコンセプト。
こんな時は、
「お寿司」が大人気。
海苔巻き、手まり寿司、なんでもあり。
今回は、押し寿司にしようと決めいた。

それから、
今、取り掛かっている学校での公演の準備について
思いを馳せる。

明日の朝早く、
メールを確認し、先生にお願いのメールを出し、、、。
いや、取り敢えずは、
皆からの反応を待たねば。
今は、寝よう。寝なければ。

そうして思えば、
思うほど、
頭は益々冴えてくる。

段々と冷たくなっていく両手をさすりながら、
随分前にベッドでお休みをした時に、
氷のように冷たかった末娘バッタの手を思い出す。

あんなに怒らなければ良かったな、
と思う。

寝る時に、
もっとがっしりと抱きしめてあげれば良かったな、
と思う。

いつだって
ビズを求め、
いつだって
カラン(抱っこ)を求める末娘バッタ。

最近は、
ママがうるさがるから、
あんまりまとわりつかなくなったかな、
と思う。

もう10歳。
10歳だからなのか、
生意気な口調になってきた。
でも、10歳だから、
そんな言葉遣いを親にしてはいけない、
と分かって欲しい。

そう、
親とは、決して楯突いてはならない存在。
孔子の教え。

ふと、
台湾の妹の一番下の女の子の顔が浮かぶ。

4歳。

末娘バッタが、
4歳の時に、
パパが出て行ったのか。

そう思った途端、
布団を跳ね除けて、
バッタ達の部屋に飛び込み、
末娘バッタを腕に抱きしめたい衝動に駆られる。

いや、もう夜中の1時を過ぎているに違いない。。。

そう思っているうちに
記憶がなくなる。

カサリ、カサリ
夢うつつで
何かの音が聞こえる

それも気にならなくなり
朝、目覚ましで跳ね起きる。

カサカサ

紙の音がする。

どうやら、紙を枕に寝てしまっていたらしい。

携帯の光を当てる。

ママ、ごめんなさい。
ママ、本当にごめんなさい。

末娘バッタの名前。

なんと!

熱い旋風が巻き起こる。。。


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2 件のコメント:

  1. あかうな9/2/12 17:30

    くっかばらさん、いいお子さんお持ちですね。クッカバラさんの気持ち、絶対見てますよ。3人のバッタさんたち。エールを送ります。ふれーふれーくっかばら~。フレーふれーばったばったばった~~~。

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  2. あかうなさん

    いつも応援いただいてありがとうございます。嬉しい限りです。

    返信削除