2016年8月15日月曜日

孤高のターシャ tarsier





世界一小さな猿。

体長は約8.5cmから16cm。体重はオスが80gから160g。メスの方がやや軽い。

縄張り意識が非常に高く、ホームレンジは1ヘクターから2ヘクターと解説を受ける。その後ネットで調べると、最近の研究ではオスが平均6.45ヘクター、メスが平均2.45ヘクターと判明しているらしい。

集団行動はせず、常に一匹。








ここボホール島では、フィリピンターシャ基金が8.4ヘクタールの広さを確保し、ターシャ保護区としている。2mの高さのフェンスで囲まれており、中には100匹以上のターシャが生息している。

夜にはフェンスを乗り越え狩りをする姿も見られているが、夜明けには保護区に戻ってくるらしい。夜行性のターシャを大自然の中で見つけるのは容易ではなく、観光客向けのちょっとしたスペースに8匹が生息している。

当日は8匹いるターシャのうち、スタッフが4匹見つけてくれていた。こうして旅行者は、こっそりと会うことができる。




「とても繊細なのでカメラのフラッシュは勿論、びっくりさせないであげてくださいね。ストレスで自殺しちゃうのですから。」

ガイドの声が甦る。


「自殺って、どうやって自殺するのかしら?飛び降り自殺は無理よね。」
現実的なことを友人がつぶやく。

ネズミのような体長よりも長い尻尾で首を巻くのだろうか?食事拒否で餓死?

マニラ行きの飛行機で読んでいたガイドブックの一節が甦る。「ターシャと目を合わせてはいけない。もし目が合い、ターシャが涙を流したら、そのターシャは死んでしまう。」






どう頑張っても良い写真は撮れそうにない。ターシャは余りに小さく、木陰の中で、ひっそりと枝にしがみついているのだから。



    

ここで、ターシャの写真集や絵葉書など販売していれば、訪問客の多くは買い求めるであろうのに、驚くことに、絵葉書一つ置いていない。商売のセンスがないといおうか。いや、きっと商売などする気もないのだろう。

のんびりとして大らかで、それもいいかな、と思ってしまう。

孤高のターシャにはぴったり。
ここが観光地化してしまったら、彼らはストレスで彼らなりの方法で消えてしまうのだから。




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