2016年2月6日土曜日

サバナケット




「今、サバナケットのゲストハウス。」

WeChatのボイスメッセージから声が聞こえる。

北京大学に留学している長女バッタ。旧正月の休暇を利用して、友人たちと中国をゆっくりと南下し、ベトナムに入り、それからラオスに行くと聞いていた。

20年以上も前に、初めての出張先のビエンチャンで興奮しながら通りを社会見学とばかり歩きまわったことが懐かしい。

カウンターパートのラオス人のコンチャイさん。週末は彼の所有する田園で丸焼き豚と糯米のご馳走を振る舞われた。控えめで美人の奥様。彼女は子供が出来ないとかで、養子の幼い息子を紹介されていた。

コンチャイさんからは随分と慕われ、ぜひ自分の日本人として初めての彼女になって欲しいと口説かれた。仕事関係の相手ながら笑って流したが、彼が本気だったことは分かっていた。フランスに留学したことがあり、当時かなりモテたと嬉しそうに語ってくれた。フランス語で愛を語る相手に、文法の問題を投げかけて誤魔化したことも懐かしい。

その出張報告を、田園風景美しくのどかなラオスが果たして欧米の価値観で近代化を望んでいるとは考えにくい、と結んだことで、部長に提出されず、室長止まりになってしまったことも懐かしい思い出。その室長も、もう今は鬼籍に入ってしまった。

あのラオスに長女バッタが足を踏み入れ、見聞を広めていること自体、驚くべきことであり、喜ばしい。

せめてルアンパバーンの山奥の滝を見て欲しいと思うが、どうもバスで南下するらしい。そんなに自由に旅ができる時代になったのかと感慨深い。それでも、当時の建物は今も同じようにあるのだろうと確信できる。そう、ラオスは変わっていまい。

果たして長女バッタはラオスで何か感じてくるのだろうか。
彼女からの次のメッセージが待ち遠しい。






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