2021年9月7日火曜日

 






中国大陸で生まれて、幼い頃に家族で香港に渡り、学生時代に留学したアメリカで今のフランス人の旦那と知り合い、彼のフランスの大学に留学し、そこで私と知り合った30年来の友人。


当時は未だ恋人だった彼の駐在先シンガポールに彼女も仕事を見つけ一緒に行き、次の駐在先となった北京で結婚し長女を儲け、その後フランスに戻ってくる。今でも忘れないシャンゼリゼ通りのカフェでランチを一緒にした日。私が息子バッタを身ごもったことを告げると、その足で彼女は薬局に行きテスターを買って懐妊を知ったというから驚き。彼女らしい行動。


子供達を連れて、随分一緒に遊びに行ったもの。その後彼らは上海に駐在が決まり、彼らの子供たちは上海の英国の学校に通う。どうやら現地のフランスの学校とは縁がなかった模様。従い、彼女の子供たちは英国の英語を話す。


子供達が中学生、小学生の頃にフランスに戻ってきて、バッタ達が通う学校の英国セクションに編入。当時は息子君は一緒にレストランに行っても一人ゲームばかりしていて、なんていい加減な躾をしたものか、一体どんな大人になるのだろうと思っていたが、これが驚くほどいい青年になって、幼少時の一時の行動に一喜一憂するものではないなと感慨深い。


長女はイギリスの大学に進学し建築を学び、香港の大学院に進むも香港の情勢もあり、親族が大勢住むインドネシアはバリ島で竹の建築を学びに移住。そこで職を得て、今では朝5時起きで海でサーフィンを楽しんでから仕事に出掛ける日を過ごしている。


息子君は理数系で優秀な成績を修めていたが、ジャズギターのプロの奏者になると音楽の道に進む。イギリスはバーミンガムの大学に進学し、現在4年目。イギリスの閉鎖的社会に辟易していてフランスに戻りたがっているらしいも、音楽の世界での人脈もなく、閉塞感に苛まれているとか。


こうして、娘はバリ、息子はイギリス、旦那は東京。そして、彼女は日本行きのビザ待ちでノルマンディー。週末は家族でテレビ会議をしているが、今年のノエルの予定も立っていない。


グローバリズムの申し子のような我々。一体、この世の中、どうなるのだろう。


彼女と二人、ノルマンディーの砂浜で打ち寄せる波を見続けるが、答えはない。



👇 拍手機能を加えました。出来ましたら、拍手やクリックで応援いただけますと、とても嬉しいです。コメントを残していただけますと、飛び上がって喜び、お返事いたします。




にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ
にほんブログ村

↑ クリックして応援していただけると嬉しいです
皆さんからのコメント楽しみにしています

0 件のコメント:

コメントを投稿