2011年11月3日木曜日

12歳になる君に



今朝、まだベッドの中でまどろんでいる君の手を握ると、
熱くて、君の心をつかんだ気がしたよ。
握り返す力はぎっちりと。
いつの間にか、こんなに力が出るようになっていたんだね。
肩幅も大きくなってきたし、
足のサイズも、ママよりも大きくなってしまったね。

昨日は、今読んでいる本を紹介してくれたね。
500ページのギリシャ神話をベースにしたSFものだってね。
そうか。
君がママに本を紹介してくれるなんて。
これ程嬉しいことはないよ。

いつも話していることだけど、
君は予定よりも随分早く、ママのお腹から世界に出たんだよ。
日本のマミーは、予約していた航空券をキャンセルして、慌てて飛んできてくれたんだよ。

ママが、君のお姉さんの二つになるお誕生パーティーに、部屋中を風船で一杯にしようと沢山膨らませ、お友達を大勢呼んで、ケーキを作って、と張り切ったから、翌日の定期検診で、君が生まれたのかと、ずっと思ってきたけれど、今、そうじゃないな、と思ったよ。

君があんまり好奇心の塊で、早く世界の空気をお腹一杯に吸い込みたかったからだよね。

そう、君は、肺に空気を入れるよりも、お腹一杯に入れるタイプ。
ダイナミック。

今日は奇しくも、作家であり、活動家であり、政治家でもあったアンドレ マルローの生誕110年記念日。そのうち、君もその手にするだろう作品を書いている。偉人の伝記を読むと、時にその波乱万丈な人生に驚き、溜息をつくことがある。そうして、誰もが、荒波を掻い潜るような人生を送っていることに気がつく。

いいかい。
その熱い手で、掴み取るんだよ。幸せを。
幸せは、自分で掴み取って、自分でなるもの。
山の彼方にあるんじゃない。
じゃ、どこにある?

君の掌中にあるんだよ。

なんだ、この手の中?って?

手の中にある幸せを掴みとる?

そうだよ。

幸せになれ!

12歳、おめでとう。


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