2011年11月7日月曜日

流れに逆らうことなく



「そうやって、子供達にボクを会わせたくないんだ。」

ヒステリックな声が続く。

「そうじゃないか。毎年、毎年。夏のバカンスの日程が変更しなかった年はないじゃないか。今年だって、最後になって早めに子供達を戻して欲しいって言って来たじゃないか。」

ああ、だから。
そんなことないわよ。ただ、来年の夏のバカンスの日程を相談してきてくれたので、できれば一週間早めにできないかしら、と応じただけでしょう。もう無理だって言うなら、もう実は決定事項で格好として相談したっていうなら、仕方がないけど承諾するしかありませんね、って言うしかない話じゃないの。

そんなに興奮しないで欲しいな。今年の夏だって、できたら早めに子供達が戻ってこれないかしらって相談しただけよ。駄目だって言うので、それは残念だけど、しょうがないわね、って了解したじゃない。

人生には突然降って湧いたことって多くて、例えば、今年の夏に、いとこ達が遊びに来てくれることは、間近まで分からない話だったのよ。だから、せっかくだから、出来たら早く帰ってきて、遠来のいとこ達と一緒に過ごせないかしら、って相談しただけじゃない。

今週末はイレギュラーになるんでしょ?いつも週末は、交替してきたけど、今回は、言って見れば私の都合も聞かずに、勝手に自分達はポルトガルに行くって決めたんでしょう。それだって、突然のことかもしれないし、だからって、私は責めないわよ。でも、もしかしたら、私だって何かを計画していて、どこかに行く予定だったのかもしれないとは、思わなかったの。

沈黙が続く。

彼の焦りが痛いほど分かる。子供達が自分から離れることが恐いのであろう。

前回の長い週末。どうやら息子バッタは一言も父親と口を利かなかったらしい。時々それでも交わす言葉は、冷酷で、批判的で、相手を受け入れないものであったらしい。長女バッタから少しだけ話は聞いていた。

12歳になる息子が父親に対して批判的になることに不思議はあるまい。

その現実を受け止めるとき、支えてあげる存在こそが親としてのパートナーであろうけど、彼は、その存在を必要としないと途中で投げ捨てたではないか。

私たち親が、見誤ってはいけないことは、親が離婚しているから子供がこんな反応をしている、などと変な偏見を持って判断することであろう。

そうして、決して投げつけてはいけない言葉も確認したい。

如何に子供の態度が酷くとも、「もう来るな。顔もみたくない。」と父親は言ってはなるまい。彼らは、本当に父親が出て行ってしまった現実を見ている。それは恐怖でしかない。現実に出て行く、出て行けることを知ってしまっている。

同じように、如何に子供に対して怒り心頭に達しても、「出て行ってちょうだい。パパのところに行ってちょうだい。」などと私は言ってはなるまい。子供達は行き場を失ってしまう。

震えながら、お互い身を寄り合って、泣くしかないような状態に追い詰めてはなるまい。

バッタ達には自由に飛び跳ねてもらわねば。


ねえ、自分が12歳の時を思い出してよ。いったい、両親に対してどんな態度をとっていた?

「。。。天使だったよ。」

漸く落ち着いた様子。

息子を特別視するなかれ。彼は彼なりに大人になろうと背伸びを始めたところ。別に一緒に住んでいなくとも、きっと似たような態度をとり始めたに違いない。それが良いのか、悪いのか。とにかくも、冷静に、愛を持ってゆったりと見守ってあげようじゃない。

成長しなければならないのは、決して子供だけではなさそう。

ただ、こうして、来年の夏の予定も決められてしまった。まあ、仕方がない。流れに逆らうなかれ。。。


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皆様からのコメント心よりお待ちしております。

2 件のコメント:

あかうな さんのコメント...

家の息子は9歳ですが、母親に反抗的になってきました。。。言ってはいけない言葉、私も気をつけます。バッタさんたちいつの間にかもっと大きな羽をつけて世界に飛び立ちそうですね。もしかしたら、もうジャンプの練習しているかな。。。

kookaburra さんのコメント...

あかうなさん
勿論、子供が言ってはいけない言葉もありますよね。子育ては半端じゃないですよね。自分のやり方に確信を持って子供に接する、とはよく言いますが、現実には毎日が試行錯誤。。。がんばりましょうよね。