2011年12月4日日曜日

柘榴


いつものように慌てて、ジャガイモ、人参、長ネギ、と選んでいると、丸くて赤みが差した大柄な実に目がいく。

あら、柘榴。

グレナディンのシロップを使ったドリンク、カクテルは余りに有名だし、子供の咳止めにも使われている。でも、柘榴の実を手にするのは、久しぶりかもしれない。

案の定、バッタ達はなんだか分からずにいる。

食いしん坊の息子バッタが皮剥きに早速挑戦。
悪戦苦闘。

ついつい、手が伸びる。
こうして、ばくんと割るんだよ。

「ルビーのようだね。」

そうか、君はルビーを知っているのか。

ちょっとすっぱいだろうけど、食べてご覧。
中に種があるから気をつけてね。

「へえ、ボクこれ、好きだよ。」
慌てて末娘バッタが手を伸ばす。
長女バッタも味見をする。

「でも、ママ、種を出すの?」

葡萄の感覚で、種を食べちゃってもいいけど、、、。

そうして、塊を口に放ってみる。

爽やかな甘さに先ず驚く。
そして、種なんかちっともないことに気がつく。
ちょっと気になる程度。

幼い頃に食べた記憶をたどる。
酸っぱくて、種がしっかりとしていて、
食べてとびきり美味しいとは思えなかった、そんな気がする。

末娘バッタが、乳歯が抜けた隙間に柘榴の粒を入れて喜んでいる。

そうか、、、
記憶とは何と曖昧なことよ。

バッタ達と賑やかに一つの実を分けながら、
日本の柘榴をもう一度口にしたいとの思いが胸に迫る。





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