2011年12月5日月曜日

フリーダ ~ ディエゴの叫び " I miss us ! "


日本語の社会の大テストがあるというので、本来ならパパとの週末なのに、長女バッタが一人残る。

テストの勉強は本人がするものであって、別に私がいる必要はないと思うも、無論異論はない。長女バッタも、別にママの手伝いを必要としている様子もなく、一人淡々と復習をしている。

そして夜、一緒に味噌雑炊なんかを食べながら、2月のスキー休みには英語の勉強の為に英語圏でホームステイがしたいなどと言い出す。確かノルウェーからの友人に、彼女の家に招待されていた筈なのに。

英語の会話力を高めたいと言う。それなら、毎日、英語のDVDでも観ようか、となり、早速作品の選定。とは言え、ライブラリーは大きくはない。メディア関連の仕事をしていたバッタ達のパパの遺産。

こうして、Fridaが画面に現れる。

14歳には少し刺激が過ぎるかと思うが、数年前に観たときに、loyalであることとfidèleであることの相違について、その定義、そして語彙の使い方、加えて自身のスタンスを大いに考えさせられたこともあり、改めて観てみたいと思ってしまった。

ちょっと、長女バッタに、loyalfidèleの定義について違いを説明させる。最初は張り切っていたが、そのうちに、実は本人自身、明確な答えを持っていないことに気がつく。そして、困った様に、英語のloyaltyfidelityなのよ、で終わってしまう。

そう、そうなのよね。でも、それじゃあ、やっぱり心が捉えていない。

絵を描いていないときは、政治の話か女を口説いているかのディエゴ。そのディエゴと初めて結ばれるとき、彼のアパートの前できりりとした口調で明言するフリーダ。まさか、私と寝ようなんて思っていないでしょうね。私たちは同志であり、友人なのよ。何があってもね。

プロポーズされたとき、フリーダはディエゴにloyalであって欲しいと告げる。

そして結婚初日の朝、美味しい朝食を用意して待っていたディエゴに微笑むも、なんとそれは、同じアパートに住む元妻の手作り。

とにかく浮気好きのディエゴ。でも彼は釈明もしない。ただのセックスなんだよ、と開き直っている。俺に必要なのは君だ。君なんだ、と。

それでも流石にフリーダの妹とまで寝てしまうディエゴに愛想をつかし離婚。ところが、革命家のトロツキーを匿うために新たにディエゴを彼女の家に迎え入れる。が、今度はフリーダがトロツキーと恋仲になる。それを知ったディエゴ。大声で嘆く彼に、そうでしょう、つらいでしょう。でもね、あんたはいつも私に言っていたわよね。たかがセックスじゃないかって。そうよ、ただのセックスなのよ。私たち、したかったからしたのよ。高らかに言い放つフリーダ。

トロツキーは妻に浮気が発覚し、フリーダの家を離れ、彼女とも別れる。心痛めたフリーダは一人パリに旅立ち、華やかな世界を楽しむ。が、ディエゴの不在を嘆く。そうして、パリからの傷心のラブレターを送る。その返事でもなかろうが、フリーダがメキシコに帰れば、ディエゴはカリフォルニアに単身乗り込むという。

そのうちに、フリーダの足が壊疽によって切断せざるを得ないことに。

そこにディエゴが戻ってくる。フリーダに結婚してくれ、と。冷たく笑うフリーダ。ディエゴが言う。『I miss us.』 君と共有した時間、君と共感した思い、あの感覚が俺には必要なんだ、と。

この場面、前回はちっとも気がつかなかった。記憶にない。

しかし、なんと熱い告白か。そう、相手がいるからこその自分。相手との自分。二人の時間。愛おしい空間。

他にも見所沢山。気になるフレーズも盛りだくさん。

果たして長女バッタの英語の学習の一助になったか。
前回はフリーダの生き様に共感したが、今回はディエゴの科白に胸動かされる。さて、長女バッタは如何に。

一言も言わずにすぐに眠りについたか、やすらかな寝息が聞こえてくる。


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