2011年10月22日土曜日

『トリプルコンチェルト』とチラシ寿司の夕べ


「ママ、ちょっと今日、おかしいんじゃない?」

長女バッタがピシリと告げる。

「さっきの曲も変だったよ。」

末娘バッタと息子バッタのお友達を呼んでの夕食の席。サーモンとイクラ、錦卵、インゲン、海老をかっこよく盛り付けたチラシ寿司をそれぞれが頬張っている時。

「やっぱりクラシックだよ。」
「あ、ボクもクラシックが好き。」

息子バッタに、彼の友達が呼応する。

あら、そう?

今日は朝からバイオリンの練習があって、ヴィヴァルディの四季で頭はパンパン。一週間の買出しやら、何やらで疲れ気味でもあった。軽ミュージックと思って、いつもは手を伸ばさないフランスのシャンソンを流していた。

クラシックね。じゃあ、ママの好きなCDにするね。

「きっとユーディだ。」「ユーディのバッハだよ。」

パールマンによるパガニーニ。カプリスが流れる。

「えっぇえ?パガニーニ?」「いやだぁ。」

いつもは大好きな癖して。全く、それこそカプリスだ。

じゃあ、みんなの好きにして頂戴。

すかさず長女バッタが息子バッタに役割を振る。彼の選択は悪くないという。

友達を振り返り、「ベートーヴェンで良い?」と聞く。

何を格好つけているのか。

そうして、ベートーヴェンの『トリプルコンチェルト』が流れてくる。チェロは学生時代かと思わせる若い頃のヨーヨーマ。ヴァイオリンはやはり女学生の様なムター。ピアニストは、実はちょっと私は知らない青年。そして指揮はカラヤン。

そうか。
息子バッタの選んだ曲。
バイオリンとチェロ、ピアノの掛け合いを聴きながら、イクラを乗せた椎茸と胡麻の寿司飯を口に運ぶ。チラシ寿司にはぴったりの曲かもしれない。久しぶりにお友達を迎えての、いつもより一層明るく賑やかな食卓。笑い声がコンチェルトの掛け合いに溶け込む。

さあさあ、たっぷり召し上がれ!


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皆様からのコメント心よりお待ちしています。

3 件のコメント:

あかうな さんのコメント...

ああびっくりしました。今日の家のお昼のメニューが散らし寿司でした。私もパールマンのカプリスはここ最近よく聴いています。子供達はチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトに凝っています。これからベートーベンのクァルテット聴いて見ますね。。。
私自身も疲れているときに歌の入ったCDを掛けてみたりするのですがやっぱりなんだかしっくり来なく、それこそバッハのパルティータを聴いたりします。モーツアルトは非常に明るい、と思います。一番下の子がお昼寝の時にはいつもモーツアルトを聴いていました。あ。パブロフの犬現象でモーツアルトを聴くと寝る子になっているかもしれません。まあ、バイオリンを聴くと、寝るかな。。。

あかうな さんのコメント...

うわっぷ。トリプルコンチェルトでしたね!!やっば~。家にはないわ。ゆーちゅーぶで探してみますぅ。

kookaburra さんのコメント...

あかうなさん

『散らし寿司』。。。漢字って面白いですよね。なんだか、本当に具が散らばっているイメージが。。。あかうな家では、どんな具だったのでしょうか。そうそう、私ったら、うっかり『錦卵』なんて書いちゃいましたが、『錦糸玉子』でした!