森を歩きながら、光と陰を追う。
木々の隙間から差し込む太陽の光が、地面に一筋の線を描く。地面が落ち葉で覆われていると、その部分だけ落ち葉が鮮やかな色に燃え立つ。地面に届く前に、小ぶりな枝があれば、太陽の光は濃厚な緑の葉を貫く。貫かれた葉は、葉脈まで見えるかのように透明感のある輝きを発する。
その様を画像に残したい。そう思って、携帯をかざす。しゃがみ込む時もあれば、背伸びをする時もある。仰ぐ時もあれば、のぞき込む時もある。そんな様子を、先を走っていた筈のトンカが、立ち止まって不思議そうに見ている。
待たせちゃったね。
急いでトンカの方に歩み寄る。だから、撮影した画像は散歩から帰ってから、大抵夕食後ののんびりとした時に確認する。納得する写真など、滅多に撮れたことがない。予想外の画像になっていることもある。
どうやら、今回はその予想外の展開。期せずして、緑の風が収まっていた。と、そうしておこうか。
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